お仕事でファイルをやり取りしていると突如、「psdでください」と言われることがあります。
これはファイル形式のことを言われています。
今回は画像ファイル形式の違いについて短く簡単に説明します。
画像ファイル形式って?
パソコンやスマホで写真を撮影したり、画面のスクリーンショットを撮ったりすると「画像データ」が本体に保存されます。
そのデータをパソコンで見ると「IMG_5211.jpg」や「IMG_20170427_155158_141.png」などのようにわかりにくいファイル名で保存されているのがわかります。
ここに書いてある「.jpg」や「.png」などはファイル形式の違いを示しています。
また、この部分を「拡張子(かくちょうし)」といいます。
psd
「Adobe Photoshop」というソフトで編集するための形式です。
psdのファイルをjpg、pngなどに変換しなくても、他のソフトで編集したり、システムで使うことができるほど有名な形式です。
お仕事で画像を扱うときはよく目にするでしょう。
jpg、jpeg (ジェイペグ)
jpgはjpegと書くときもありますが、同じ意味です。
綺麗で容量も軽いので、写真でよく使われます。
jpgは透明にできません。
例えば下図のようにパソコンで絵を書いたとき、部分的に透明にしたい時はjpgではなく他の形式を選びましょう。
透明にしたい時はpngやgifがよく使われます。
png (ピング)
jpgと同じように綺麗で、透明の表現ができます。
jpgよりも容量が重くなることがあります。
gifでも透明の表現ができますが、こちらの方が綺麗に表現できます。
gif (ジフ)
使える色数が少ないですが、透明を表現できて、軽いファイルを作れます。
使う色が少ないアイコン等の絵を書くときは適しています。
複数のgifのファイルを合体して、1つのアニメーションとして保存することもできます。
tif、tiff (ティフ)
画像をそのまま保存します。
とても容量が大きいので注意が必要です。
大きく印刷したり、プロの方が編集するのに使います。
一般的な写真の保存はjpgで問題ありません。
ai
「Adobe Illustrator」というソフトで編集するための形式です。
デザインやイラストを扱うお仕事のときはよく目にするかもしれません。
svg
画像を拡大縮小してもきれいな「ベクター画像」を保存する形式です。
「Adobe Illustrator」や「Inkscape」などのソフトで編集できます。
さいごに
画像データにはほかにも「bmp」、「WebP」、「PDF」などがあります。
対応しているソフトやシステムによって使い分けるので、実に様々な形式があります。
一般的には「jpg」「png」を知っていればよいでしょう。
お仕事で画像を扱う場合は、「gif」「psd」「ai」等を使う機会もあるかと思います。
特徴をつかんでおけば、難しい話ではありませんのでご安心ください。