「AppleID」はiPhone、iPadを使う上で必ず必要になり、データを継続して使うために大変重要なIDです。このIDは機種変更したあともそれまでと同じAppleIDとパスワードにてサインインすることで、機種変更前のデータが引き継がれますので、一度使い始めたらずっと同じIDを使うことになります。
今回は乗り換え、機種変更前に確認したいAppleIDのことについてです。
Apple ID登録時のメールアドレスはどこの会社のメールですか?
通信事業者、キャリアの乗り換えをして機種変更をする方もたくさんいらっしゃると思います。乗り換えの特典が魅力的なので、2年契約が終わった後はドコモからau、auからソフトバンクなど会社を変えることは珍しいことではありません。
しかし、その時に気を付けたいのがAppleIDに使っている、メールアドレスです。今お使いのAppleIDが@より後ろ側が下記のようなアドレスの場合は注意が必要です。これらは通信事業者(キャリア)から契約時にもらえるメールアドレスです。
Apple IDに適していないメールアドレス
- ドコモのメール(~@docomo.ne.jp)
- auのメール(~@ezweb.ne.jp)
- ソフトバンクのメール(~@softbank.ne.jp、~@i.softbank.jp)
Apple IDに適しているメールアドレス(無料で取得できるアドレス)
- GoogleのGmail(gmail.com)
- YahooのYahoo!メール(~@yahoo.co.jp等)
- AppleのiCloudメール(~@iCloud.com)
- マイクロソフトのメール(~@outlook.jp等)
Apple IDに適していないメールアドレスについては、乗り換えたときには使えなくなります。
AppleIDとしては使える
乗り換え前のメールアドレスは、メールを送受信することはできませんが、AppleIDとしては継続して使えますのでAppleIDを求められた際にはそれまで使っていたメールアドレスを入力してください。※使用しないメールアドレスを今後もIDとして使うのが大変な場合はIDを変更することができます。
乗り換え前にApple IDの登録内容を変更する
Apple IDとしては使えるとしても、メールが届かないと場合によってはパスワードの変更ができなかったり、領収書などが届かなくなりますので、乗り換え前にはAppleIDの登録内容を変更しておきましょう。
セキュリティー種類によっては、AppleIDをつかってサインインするときに、確認コードを入力する場面があるかと思います。確認コードが届かないとバックアップからデータを復元できなかったり、アプリがダウンロードできなかったりしますので、確認コードが届くような場合はあらかじめ乗り換え前に、電話番号の追加登録をすることで確認コードは届きます。不安なようであれば、下記ボタンからセキュリティを別の種類に変更することも可能ですのでお試しください。※確認コードが届くようなセキュリティの種類を2ファクタ認証と言います。
AppleIDは下記ボタンを押した先のApple社のWEBサイトから確認できます。登録内容を変更する場合はこのWEBサイトを使用してください。
上記WEBサイトで電話番号やメールアドレスが登録してある項目については、機種変更後も使えるものを登録しておいたほうが安心です。
「セキュリティ」項目の「信頼できる電話番号」という欄がある場合は、他の電話番号を追加登録しましょう。追加方法は下記の「確認コードを受け取る電話番号を変更する」をご参照ください。
「セキュリティ」項目の「通知用メールアドレス」または「修復用メールアドレス」の欄がある場合は、Apple IDに適しているメールアドレス(通信事業者からもらうメールアドレス以外の受信できるメールアドレス)を追加登録しましょう。持っていない場合はこれを機に作りましょう!
確認コードを受け取る電話番号を変更する
1.下記WEBサイトにてサインインをしてください。※パソコンからでもiPhone、iPadからでもできます。
2.「セキュリティ」項目の「編集」をクリックしてください。
3.「信頼できる電話番号を追加…」をクリックしてください。
4.電話番号を追加して、確認コードが届く方法を選択して、「続ける」をクリックしてください。※SMSを選択するとショートメールで確認コードが届きます。
5.「完了」をクリックして終了です。
乗り換えをしてしまった後の場合
2ファクタ認証の場合は、確認コードが届かなくなる場合がありますので、サポートセンターに連絡をして今の電話番号やメールアドレスを追加してもらいましょう。
さいごに
乗り換えてしまった後に確認コードが届かない場合は手続きがすごく面倒になる場合がありますので、普段からApple IDの管理というものを意識されていた方が良いと思います。Apple IDに限らずですが、あらゆる「ID」「パスワード」を使う時代になりましたので、一度作ったら終わりではなくメモする、運用するなどの管理が必要です。非常に手間ですが、スマートフォンやパソコン、ウェブサービスは今後も手放せないので忘れないようにしましょう。