これまでScratch(スクラッチ)を使ってパソコンでプログラミングをしてきました。
その中で何度か「データ」の中にある、「変数(へんすう)を作る」ということをしてきました。
今回は変数とは何なのかを、簡単に説明します。
変数ってなに?
変数とは、文字や数字を入れる箱です。
この箱に入れたものを計算につかったり、取り出したりして使います。
スクラッチでは下の図のように、「データ」から「変数を作る」をクリックして作ります。
変数は1つのものを入れる箱
1つの変数には1つのものが入ります。1つなので、何かをいれた後に、また何かを入れると変数の中はどうなるでしょうか。
例えば、「ライオン」が変数に入っていたとき、「ウサギ」を同じ変数に入れたときのことを考えましょう。
この場合は、下のようになります。
このように、変数には1つしか入れられないので、「ウサギ」を入れると、「ライオン」が出てきます。
変化する前に入れておく
ものが変わってしまう前に、あらかじめ変数に入れておき、後で使うことができます。
下のように、「ウサギ」はボタンを押すと小さくなります。
ですが、小さくなる前に変数にウサギを入れておくと、元の大きさに戻れます。それは、変数にあらかじめ、元の大きさを入れておいたからです。
元の大きさを取り出してウサギに伝えることができます。
とにかく何でも入れておく
まず入れておきたいものや、忘れたくない「文章」、がんばって出した「計算の答え」などを、一時的に入れておくのが「変数」です。
さいごに
変数がわからなくてプログラミングにつまづく方もいらっしゃいますが、難しい話ではありません。
一時的に入れておく箱と考えていただければ十分ですので、今後も気軽に活用しましょう。